不動産を購入する場合の初期費用には、不動産の本体価格はもちろんですが、
それ以外にも不動産特有の諸経費が初期費用として発生することを把握しておく必要があります。
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不動産仲介会社より物件の紹介を受けた場合には、
その仲介会社へ仲介手数料を支払います。
仲介手数料の上限は決められているので、計算は簡単にできるでしょう。 -
不動産を取得した場合には、「不動産取得税」という税金を支払わなくてはなりません。
土地と建物で税率が異なりますので、最新の税率で計算するようにしてください。 -
購入した不動産の所有権登記を行う場合、「登録免許税」という税金を支払う必要があります。
売買による所有権移転に、固定資産税評価額×1%、金融機関から借り入れをして
その担保として抵当権を設定する場合には、債権額×0.4%の金額を支払います。 -
登記申請を司法書士に依頼する場合には、司法書士手数料が発生します。
不動産仲介会社や金融機関から司法書士を紹介される場合もありますが、
この料金は司法書士によって異なりますので、必ず見積もりを取るようにするといいでしょう。 -
売買契約書に貼付する印紙代です。
5,000万円を超える場合には2万円、1億円を超えると4万円もかかり、
バカにできない金額となります。
以上のように、不動産投資の初期費用には、不動産の本体価格以外に多くの諸経費が発生します。
この金額を把握した上で、実際の利回りを計算することが大切です。